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【ゴミの日】労働・社会保障・再分配に関わる日本国憲法典のトンデモ条文
今日はゴミの日ですね。

日本国憲法が70年間一度も改正できなかったホントの理由
http://ironna.jp/article/6479


『「タマに撃つ タマが無いのが タマに傷」
何十年も自衛隊で自虐的に歌われ続けた狂歌だ。まるで冗談になっていない。
戦車兵や砲兵はまだ良い。
彼ら射撃訓練をするために予算を削られている他の陸上自衛官は、平均して年間200発も射撃訓練をしていないと聞く。
これはアメリカ軍楽隊以下の水準だ


海と空に至っては、さらに悲惨だ。2~3年に1回しか射撃訓練をしていないとのことだ。
では、海上自衛隊や航空自衛隊の基地をテロリストが襲撃してきたら、誰が守るのか。
最低限は海上自衛官や航空自衛官が自力で守ってもらわねばならないが、そんな訓練など存在しないに等しい。
では、陸上自衛隊が守るのかと問われれば、「聞いていない」と答えるだろう。』


『吉田茂内閣の時に、自衛隊の前身である警察予備隊が発足し、「軽武装」が主張されて今に至っている。

では「軽武装」とは何人か。32万人である。

この数字の根拠は、首相官邸周辺・自衛隊基地・主要港湾・主要幹線を最低限度の日数は防衛できるだけの数である。
ここに原発は入っていない。
原発の電線が切られれば日本人がパニックになるのは、東日本大震災の教訓だ。
それよりなにより、自衛隊は発足以来、25万人の定足数が足りたことはない。

こういう話をすると、返ってくる決まり文句がある。
「9条を変えなければ何もできない」と。
本当か。
では、全国の自衛隊駐屯地でトイレットペーパーは2ロール目から自腹である。
予算が無いからだ。
これも憲法9条を変えないと改善できないのか。
予算を付ければ良いだけの話である。』


『訓練費も定足数も、同じ話である。
憲法どころか、法律の改正すらいらない。
必要なものを必要と主張すればよい
堂々と財務省主計局に予算請求すればよいのだ。
ところが、防衛省自衛隊関係者の前では、予算の話はタブーである。
どこの省庁も、もはや錦の御旗と化している「財政健全化」を持ち出されたら、予算支出の増額を言いにくくなるが、官界では最弱小官庁の防衛省自衛隊は主計局の前では蛇に睨まれた蛙である。



防衛省、良いんですかね、こんなんで。
良いわけないんですけど。

それにしても、倉山氏など憲法論者と目されている人であっても、ゴミの日に予算の話で紙面を割く。
先日紹介した樋口恒晴氏の本も、軍事の本と思いきや、大部分が大蔵省による予算差配・政治支配が関わる問題でした。
戦後ずっと重要だったのはそういうところだということだし、憲法典論議に入る以前のショボいレベルでの争いが続いているということでもあるんでしょう。



ところで、憲法典の問題となるといわゆる「護憲派」が噴き上がる日でもありますね。
「我らが不磨の大典をいじろうとする悪い奴がいる!」というニュアンスで。

そりゃ当方も自民党による当用憲法典の上塗り(財政規律条項付き)などウンコだと思いますよ。
(ここは強く言っておく。)

でも、自分達だけが憲法典の正当な理解者であり守護者だみたいな態度は非常に気に入らない。
「護憲派」名乗る人は往々にして「人権」とか「社会保障」の運動において本隊を気取っていると思いますけど、9条絡み(自衛隊や集団的自衛権など)でやっている手口をそのまま以下の条文についてやり返されたらどうしますか?

*********************
日本国憲法27条
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ
2  賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
3  児童は、これを酷使してはならない。
*********************

当方が「保守」なら、あるいは財務官僚なら、絶対これやりますね。
「勤労は義務じゃないか!生活保護は憲法違反だ!」
と。

どうして誰もここまで露骨にはやらないかというと、これまでの運用の積み重ねで、一応この条文の字義的な意味を部分的に殺しているからでしょう。
要するに「無職が憲法違反」みたいなアホなことにならないように、運用を積み重ねてきたわけです。

そうそう、ちなみにですが、当用憲法典27条に関連が深い、ある国の憲法典を紹介しておきます。

*********************
ソ連1936憲法(いわゆるスターリン憲法)12条

ソ同盟においては、労働は、『働かざる者は食うべからず』の原則によって、労働能力のあるすべての市民の義務であり、名誉である。
*********************


当用憲法典はこのように条文だけ見ようとすると整合性が取れなかったり、字義通りに運用したら大変なことになる条文も多く、大変問題がある(というのは誉め過ぎで、実際にはデタラメな)憲法典です。

そのうえで、当用憲法典を変更することに同意するしない以前に、「護憲派」勢力ですら自分達が都合の良い時には「解釈」と「運用」によって、当用憲法典が字義的におかしい部分を殺しているのだということを自覚してもらいたいということです。


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コメント

憲法における勤労の義務、の解釈をお願いします勤労していない人間とは?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087422865

ちょっと後半部分の書き方は乱暴ですね。
憲法は、国民から統治権力に対する命令というのが大前提です。
その憲法に国民への義務規定がなぜあるのかと言えば、統治権力は憲法の範囲内で法律をつくるので、納税、勤労、教育を行う根拠法をつくれと国民が統治権力に命令しているのです。
納税、教育に関しては、それを行わない者が出ると国民全体に不利益が出るので、国によって国民に守らせるのは当然として、勤労の場合は国家が国民に対して勤労の場を確保することができるよう義務づけていると解するのが現在では一般的です。
つまり、義務と言ってもあくまで統治権力への命令なので、国民が直接憲法を守る義務はないわけです。

また、憲法解釈というのはひとつの条文で決まるわけではなく、他の条文との兼ね合いで理解されるので、第18条、25条がある現行憲法下で、

「勤労は義務じゃないか!生活保護は憲法違反だ!」

なんて言い分は憲法解釈上も成立しません。なので、

これまでの運用の積み重ねで、一応この条文の字義的な意味を部分的に殺しているから

なんてことはなく、まともな憲法解釈をしたところで「生活保護は憲法違反」というロジックは出て来ないのです。


木村草太氏に聞く 安保法案はなぜ批判されるのか(上)
http://diamond.jp/articles/-/75498

余談ですが、9条下の自衛隊合憲論の場合

第9条で禁止されているのは軍事力と交戦権である。
だが、第13条で国民の自由及び幸福追求権は最大の尊重がされており、防衛は73条の行政権の範囲内なので、個別的自衛権に限り(厳密にはこれにも制約はある)自衛隊は合憲というロジックが出てくる。つまり、9条の例外の根拠が憲法上に存在すると解釈されています。

ところが、集団的自衛権に関しては、現行憲法で軍事権の規定がなく、交戦権が明確に否定されているので現行憲法下では違憲と解されます。
米軍への基地提供が集団的自衛権にあたるという意見には、9条で否定されているのが他国への直接武力行使なので、外国の武力行使と一体化しない範囲であれば合憲と解されています。
基地提供という集団的自衛権が認められているんだから、武力行使も含めた集団的自衛権も合憲だ!というのは論理の飛躍です。


経済学の勉強はかなりされているようですが、憲法学にもその学問特有の思考パターンや論理構成があります。
基本的な思考パターンを踏まえないとトンデモに染まってしまう可能性が高いので、現行憲法に批判的な保守系言論人だけではなく、スタンダードな憲法学にも触れられてみてはいかがでしょうか。
[2017/05/04 13:23] URL | keita #- [ 編集 ]


keita氏

スタンダードな憲法学というのは東大当用憲法学のことですかね。


色々書いてますが、当用憲法典が集団的自衛権を禁止したというのはいつから始まった、誰の間で通用している解釈でしょうか。
まさか「客観的で普遍な解釈である」などと言うつもりはないでしょうし。
そんなこと、それこそそこに上げた木村草太含め、プロの東大当用憲法学者でも恥ずかしすぎて言えないでしょうから。

それと「立憲か非立憲か」を最終的に判断するのは誰でしょうか。
まさか、東大当用憲法学者などと主張してませんよね?
それもさすがに恥ずかしすぎてプロの東大当用憲法学者でも言わない・・・と思いたいですが、「俺たちのメシのタネにケチをつけやがって」という態度を隠しきれてないのでここは怪しいですね。

まぁ、東大当用憲法学者の事はよく勉強しているのかもしれませんが、バジョットとか佐々木惣一とか、もう少しまともな人の文献による憲政論や政治論も学ばれた方が、よりまともな議論に近づけるのではないでしょうか。
[2017/05/04 18:09] URL | 管理人 #- [ 編集 ]


keita氏

続き

ちょっと先ほどの返信を書いていて、少しかわいそうかなとも思い追記しておきます。
それこそ、あなたは得意のようですが、この記事もよく読んでもらえればわかりますが、必ずしも当用憲法典の運用を否定する主張ではないのは御分かりですね。

東大当用憲法学者による当用憲法典の解釈、同意するかどうかはさておきその作業に対してはある意味での敬意というか、テレビや新聞でコメントを出している人のメンタルの強さには感心してますよ。
何しろあなたが仰るように憲法典は複数の条文の兼ね合いの元で運用されるべきですが、当用憲法典と来たら、字義を読むと誤字脱字はあるわ(例えば7条)条文間で矛盾することが書いてあるわ(13条、25条、27条など)で、解釈をひねり出すのは大変だと思いますので。

実はあなたのコメント、集団的自衛権の下りは事実誤認がありますが、解釈運用の点では我が意を得たり、という思いですね。
木村草太を引用するような人物でも、やはり当用憲法典を複数の条文の間でつじつまが合うように「解釈」をして「運用」を行っているわけです。

「生活保護は憲法違反」は成立しない、その通りで、現実にそんなことを言い出す輩はいないでしょう。
それは、この条文がそういう解釈として使われないよう、現状の解釈と運用を積み重ねてきたからです。

私がこの記事で言いたいのは、「護憲派」であっても「解釈」「運用」からは超然とはできないことを自覚してほしい、ということです。
ともすると、自分達だけがそういうものとは独立しているかのように語る人が多いので。
(あなたも憲法典解釈を受身形で書いているので、この点では少し危ないように感じますが。)
集団的自衛権、再軍備、当用憲法典と帝国憲法の取り扱いに関する私のスタンスはまた別の話。
[2017/05/04 18:33] URL | 管理人 #- [ 編集 ]


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