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あなたの仰る「構造改革」ってどの構造改革ですか?
本題の前にこちら。

ポツダム宣言の歴史知らず「戦後レジームの打破」とは
志位委員長が指摘
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-05-22/2015052202_02_1.html


『総理の最大の政治信条は『戦後レジーム(体制)の打破』ですが、戦後政治体制の原点中の原点は『ポツダム宣言』です。
それをよく読まないで、『打破』をいうのは、政治家として根本的な資質が疑われます』


アメリカのいいなり もうやめよう 日本共産党
http://www.jcp.or.jp/web_download/2012/10/post-116.html



アメリカのいいなり

もうやめよう


じゃなかったんですかねぇ。
在日米軍駐留の遠因でもあるポツダム宣言を「戦後民主主義の原点」などと大翼賛するのは、共産党の歴史観wからしてもマズイと思いますが。

党員の中でも原理主義的な人による総括が始まって、流血の騒ぎのようなことにならなければ良いのですが(棒)




ところで、大阪都抗争の住民投票を契機としてか、構造改革にまつわるおかしな言説が流れております。

まぁそれ以前からもあった話ですが、曰く

「リフレ派」は構造改革に賛成か否か!

と迫るものです。
当方管理人のところにも、ちらほら「貴様は構造改革に賛成するのか否か!」という特攻が寄せられております。
この種の質問が一番困る。

あなたの仰る構造改革ってどの政策のことだよ、というのをはっきりさせてくれないと回答不能だからです。

だいぶ前に政策割り当ての話をさせてもらったことがありますが、あれと同じで、政策目的があって、それに割り当てる政策がある


例としては、


目的:デフレ脱却
政策:質的量的金融緩和



目的:低所得層の所得下支え
政策:給付系財政出動



目的:防衛力整備
政策:防衛費増額


目的:広域行政と地域密着行政の役割分担の明確化・効率化
政策:府-市行政体制の再編



という具合です。



もし、次に挙げるようなものも構造改革の一種であるなら、「その構造改革には賛成」と答えるでしょう。


目的:人に依存しない金融政策の正常な運営の確保
政策:日銀法改正



だが、次のようなものなら、構造改革と呼ばれていても賛成はしません。


目的:????
政策:水道事業の「完全民営化」、行政介入を一切禁止



ちなみに、これに反対する理由としては、水道事業は規模の経済が働き、構造上地域独占となりやすいため、行政介入なしには市場の失敗を招くためです。




何か政策目的があって、その目的がまともな内容であり、その目的を達成するために適当な政策であるならば、その政策には賛成する。
そうではなく、目的があいまい、または目的と割り当てる政策が合ってない、そもそも目的が間違っている、などの場合には何らかの意味で反対、あるいは異論を挟むでしょう。


断っておきますが、当方管理人の理解では、経済学から「あらゆる構造改革的政策に賛成」という結論が自動的に導かれるわけではありません
この点、構造改革一般に反感を持つ人にも理解してもらいたいところですが、一方で構造改革的な何かに賛成する側にも注意してほしいと思うところです。
(特に都抗争では「お互い何をやっているのか分かっていない状態」での罵倒の応酬となった、という風に見えます。)


それから、「リフレ派」と呼ばれる政策集団は、「デフレ脱却には金融緩和が必要条件である」という一点で一致しているのであり、その他の「構造改革」を含む別の論点では意見を一致しているわけではないそうです。
(ただし、ここで言う「必要条件」は「金融政策だけでは効かない」の意味にあらず。)

これは「リフレ政策支持者」についても同じです。

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